「Windowsセキュリティシステムが破損しています」のメッセージにご注意ください
|「Windowsセキュリティシステムが破損しています」 は詐欺!
ホームページを閲覧していたら、突然「Windows 7によってWindowsシステムが古くなり破損していることが検出されました。ファイルが削除されないように、指示に従ってすぐに修正してください。」というようなメッセージが表示されたら注意しましょう!
このメッセージはWindows の正式なメッセージではなく、偽物です。
このメッセージの「Windows 7によって」の部分は、Windows 10を使っていれば「Windows 10によって」に代わります。
そして、このメッセージの後、「システム警告!」というウィンドウとともに「Windowsセキュリティシステムが破損しています」と表示されて
ソフトの更新を促されます。
これは偽物ですので、絶対にクリックしないようにしましょう。
|偽のメッセージでソフトをインストールさせようとする
偽の警告としては、以下のようなメッセージが表示されています。
Windowsセキュリティシステムが破損しています
Windowsシステム:Windows 〇〇
ご注意:Windowsセキュリティシステムによってシステムが壊れていることが検出されました。ファイルは:〇秒で削除されます
必須:下の[更新]ボタンをクリックして、最新のソフトをインストールしてスキャンし、ファイルが
保護されていることを確認してください
これで「更新」ボタンをクリックしてしまうと、変なソフトがインストールされてしまったり、ウィルスに感染してしまったりします。
場合によっては、ソフトを購入する為の高額な請求をしてくる場合もあります。
絶対に「更新」ボタンをクリックしないようにしましょう。
「システム警告!」の中の「×」ボタンもクリックしない方が安全です。
また、同じような偽物の詐欺メッセージでは、ビープ音が鳴ったりして、ユーザーを動揺させるようなことをしてくることもあります。このような場合でも落ち着いて、絶対にメッセージの中のボタンはクリックしないようにして、ウィンドウを閉じるようにします。
|ブラウザを閉じてしまえば大丈夫
この段階では、特に何かのウィルスが入ってしまっているようなことはありませんので、このメッセージさえ閉じてしまえば大丈夫です。
お使いのブラウザ(インターネットを閲覧する為のソフト)の右上に表示されている「×」ボタン(ウィンドウを閉じるボタン)をクリックして
ブラウザを閉じてしまいましょう。
「×」ボタンをクリックしても、ウィンドウが閉じられないような場合には、キーボードの「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーを同時に押します。
すると、項目が表示されますので「タスクマネージャー」をクリックします。
すると「タスクマネージャー」が表示されます。
タスクマネージャーとは、起動しているソフトやパソコンのパフォーマンスなどを確認するためのツールです。
こちらの「プロセス」のタブをクリックして、起動している「アプリ」を表示させます。
該当のインターネットを閲覧する為のソフトの上で右クリックをして、「タスクの終了」をクリックしましょう。
インターネットのソフトは「Internet Explorer」や「Microsoft Edge」、「Google Chrome」などがあります。
すると、ブラウザが強制的に終了します。
これにより、「×」ボタンをクリックしても閉じられなかった、先ほどの「Windowsセキュリティシステムが破損しています」というような
詐欺メッセージも閉じることができます。
|まとめ
これで警告メッセージは表示されなくなったかと思いますが、気になるようでしたら念のため、お使いのウィルス対策ソフトでスキャンするようにしましょう。右下のタスクバーの中に、ウィルス対策ソフトのアイコンがあるかと思いますので、右クリックをして「開く」をクリックすると、ウィルス対策ソフトの画面が開きます。その中に手動でスキャンをする項目があります。
今回のような「Windowsセキュリティシステムが破損しています」、というような詐欺メッセージは、他にも似たようなものが沢山あります。
もしも、そのようなメッセージが表示された場合には、メッセージ中のボタンは絶対にクリックしないようにして、まずはウィンドウを閉じてしまいましょう。